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ポケモン

【S7 最終658位】 圧掛け誘導カバフロル

S7お疲れ様でした。 ヤヤエイトです。

 

最上位の方々と比べるとあまり順位が高い方ではありませんが、自分なりのベストを尽くせたのと、記録として構築記事を書くことにしました。

 

 

【結果】

TN ヤヤエイト 最終658位 (最高1914 最終1868)

最高↓

 

 

【使用した並び】

 

 

【構築経緯】

この環境は厄災ポケモンを筆頭とした怯みや一撃必殺といった、被弾数を稼がれるほど受けている側が不利を取りやすいケースが多いとS5〜6を通して痛感してきた。そこでS7ではなるべく交代せずに戦っていく、所謂対面寄りの並びを目指し、構築しようと決心。

2体の並びの相性が非常に良いと感じたガッサ+イーユイに加え、

イーユイを受けに来た相手の物理アタッカー(カイリューやガブを想定)に噴煙火傷をかましたらそのまま裏の積み技で試合が終わりそうに感じたので、その役割を遂行するのに一番適していそうなカイリュー

竜舞カイリュー使うなら起点作りとして順当に強くね?って思ったカバルドン

当初はこの4匹を軸にして、その取り巻きを色々試していった。最終的には無視できないほどいた毒菱への回答としてのキラフロルに加え、対受け性能を搭載でき、その圧力に期待してパオジアンを採用した。(29日←ここが遅い

 

ただ、エアプだった自分は玉竜舞カイリューが最強だと思っていたが、やはりブーストカミや有象無象の霊テラスに咎められるのが上位に近づくにつれて多く、最強とは言い難くなった。そしてそのまま選出率が低くなっていた。

この枠を変更する時間と余力がなかったため、最終的にはカバとその砂を生かしたフロル、通称カバフロル@1 或いはガッサ+イーユイ@1の有限サイクルができるような選出が多くなった。

 

 


【コンセプト】

・圧力の高いポケモンを用いた選出誘導→逆算して相手の選出をある程度絞る

ポケモン間のシナジーを意識

・被弾回数を"極力"削減 そこまでできなかった

 

 

【単体解説】 (採用順)

 

1. キノガッサきあいのタスキ 霊テラス

 

 タネマシンガン/マッハパンチ/キノコの胞子/岩石封じ

・性格:意地っ張り

・特性:テクニシャン

努力値:135-200(252)-101(4)-×-80-122(252)

 調整意図:A特化 Sぶっぱ 余りB

   ミラー時の勝率が高くなるような調整も考えたが、必要ないと判断した。(後述)

 

圧力① 

タスキガッサは初手が大安定であり、さらにステロを搭載していなさそうな構築へのスイーパーにもなれた。

それだけでなく、霊テラスのお陰で初手のガッサミラーでは相手が炎テラバーストでもマッハパンチでも次のターンにテラスを切れば対面突破ができた。そのためミラー意識で努力値をいじることが必要なく、最大値が出せるASぶっぱで問題なかった。

言わずもがなカイリューの神速メタになってるのも偉い。

しかし今期はガッサは流行ポケモンの一匹であるが故にそれに対するメタが数多く存在しており、怯えながら戦っていくのは流石に厳しかったように感じた。

シーズンを通してずっと一緒に戦い続けてくれた。

 

選出率4位

 

2. イーユイ @こだわりスカーフ 妖テラス

 

 オーバーヒート/噴煙/悪の波動/妖テラバースト

・性格:控えめ

・特性:災いの玉

努力値:131(4)-×-109(68)-205(252)-141(4)-143(180)

 調整意図:C 特化

  S 最速ドラパルト抜き

  余りHBD(B厚め)

 

圧力② 最高のスイーパー。

パオの両ウェポンを半減できるのがあまりにも偉かった。妖テラスは重いキバやツキへの打点として活躍した。こういったポケモンが相手に見えたら初手に置いてそのままテラスを切って削りにいくことも多かった。

ミラーで全然上取れなかったからSはぶっぱで良いかもしれない。

最終日は一発もオバヒを外さなかった。

 

選出率3位 

 

3. カイリュー @命の珠 無テラス

 

 

 神速/地震/龍の舞/逆鱗

・性格:意地っ張り

・特性:マルチスケイル

努力値:167(4)-204(252)-115-×-120-132(252)

 調整意図 A特化

   +1玉逆鱗でHB特化FCロトムが14/16で落ちる

  Sぶっぱ 余りH

 

圧力③ 机上論最強?ぽけ

カバからカイリューを展開するとしたら砂でマルスケが潰れることが多そうだった。そのためいっそ玉持ってもそこまで弱くならないと感じ、この持ち物にした。舞えば×1.5×1.3の相手視点想定外の火力を押し付けられる。たんじゅんにつよい。(小学生)

逆鱗=タイプ一致威力120+竜舞+玉の火力は凄まじく、これまた考慮外から相手を崩せるため、使ってて爽快だった。

ただ構築経緯で述べたようにどんな構築にも通る訳ではないので、出す出さないの見極めをしながらうまく付き合っていった。

役割を思うように遂行できないことが多く、一時期解雇しようか迷ったが、カイリューは最高の圧力になっているだけでも採用する価値があると思ったのでやめた。

 

選出率5位

 

4. カバルドン @オボンのみ 水テラス

 

 地震/欠伸/ステルスロック/ヘビーボンバー

・性格:腕白

・特性:砂起こし

努力値:215(252)-132-167(108)-×-111(148)-67

  調整意図 Hぶっぱ

  HD C252カミのムンフォ×2が255/256耐え(控えめはオボン込みで確定2発)

  余りB

 

本構築のMVP。

ディンルーと違って妖が抜群で入らず、欠伸を打てる。

圧力ポケモンがおびき寄せたカミを無限にヘビボン(採用率トップ10圏外)と砂ダメで葬っていた。これまた型の匿名性でディンルーと差別化できる。

オボンカバのこの技の枠は本来吹き飛ばし(吠える)が採用されがち。しかし相手視点はこういった技を切り難いと思うので、本来身代わりがあるポケモンでも裏に控えがいた場合は打たれずに済むことがあった。それもあってこれらの不採用はあまり不便に感じなかった。

ヘビボンは時によってゴツメを触りにいって自主退場できたのも偉かった。

この技の火力を増強できる鋼テラスでも良かったが、これだと構築全体でパオをあまりにも舐めているため、渋々水テラスにした。いずれも鋼ウェポン(サーフゴーのゴールドラッシュ、ちょくちょくいた鋼カイリューのアイへなど)に強い。

絶体絶命の展開で負けを覚悟していたときもミリ耐えして勝ちに導いてくれたり、最終日朝8時30分から当たった粉身代わりカイリューの数舞された飛行テラバーストを耐えて欠伸をかましてくれたり(勝ちに繋がった)、大事な場面で氷柱怯みを引かなかったり、他にもありとあらゆる活躍っぷりを見せてくれた。真のディンルーは間違いなくお前だ。

 

選出率1位

 

5. キラフロル @突撃チョッキ 草テラス

 

 パワージェム/大地の力/エナジーボール/アシッドボム

・性格:控えめ

・特性:毒化粧

努力値:167(68)-×-111(4)-195(220)-102(4)-133(212)

 調整意図 C なるべく高く 

      パワージェムでH4イーユイが14/16で落ちる

  H 8n-1

  HB A特化パオの氷柱落としが14/16

  HD C特化眼鏡ドクガのサイキネを確定耐え

   <砂下>C特化ドクガのエナボ×2が255/256耐え

           C252ツツミのフリドラ+ドロポンを確定耐え

  S 準速カイリュー抜き

 

最終日前日に思いついたポケモン

ガッサ+イーユイはウインディや草テラス採用率の高いドクガにそれほど強くない。そこでこいつらのメタとなりうるポケモンとして採用した。

毒菱回収、毒菱撒き、特防方面の硬さ、最低限の防御、環境トップのカイリューへの一致打点、優秀なタイプ、C種族値130、そこそこあるS種族値... 偉いポイントしかなかった。

草テラスはアシボ→テラスエナボでラッシャやディンルーを困ったときに早急に処理しようとできたりする点(ディンルーは調整次第で耐えられることもあるが)や、ガッサへのメタになれる点、ツツミのドロポンを半減できる点で主に活躍した。

また、カバと一緒に選出すれば物理はカバ、特殊はフロルのように役割分担ができる=サイクルを回せる上、砂で自身を強化することもできる。(カバの砂があればD実数値が驚異の229になる)

それだけでなく、アシボ→イーユイのスイープという動きも再現性が高く、強かった。

こいつがいなければ間違いなく3桁には乗れなかっただろう。本当に感謝。

 

選出率2位

 

6. パオジアン @食べ残し 霊テラス

 

 地獄突き/身代わり/恨み/絶対零度

・性格:腕白

・特性:災いの剣

努力値:184(228)-144(28)-143(236)-×-86(4)-157(12)

 調整意図 H 4n(身代わりのHPは48)

   B 11n

  HB テラス後、A無振りクレベースの氷柱落とし×4が残飯込みで大体耐える

   身代わりがA無振りキョジオーンの塩漬けを15/16耐え

   A特化せグの地震+礫を確定耐え、鉢巻巨剣を確定耐え

  S 最速90族抜き

  余りAとD(A多め)

 

圧④。補完枠。

受けループに必ず選出し、キョジorセグなど入ってる構築にたまに出す。

技構成は受けループを許さない組み合わせにした。サーフゴーへの打点やラウドボーンのメタとなりうる地獄突き、変化技や塩漬けなどをシャットアウトできる身代わり、対受けへの恨みとしたらあと一枠余ったので、自己再生や挑発も候補だったが、遂行速度の速さを評価して絶対零度(霊テラスきると命中率2割の阿呆技になるが)を採用した。

恨みは机上論偉かった。パオを受けてくるクレベースに対して

つらら受け(残PP15)→恨み(11)→つらら(10)→恨み(6)→つらら(5)→恨み(1)→つらら(0)

が決まると霊テラス込みで被弾数4回でパオに通るテンプレウェポンを枯らせる。

これをするためにほぼHB特化にしたが、副産物として構築で重かったセグレイブに対面勝てるようにもなった。

だが60戦近くこなした最終日に受けループとは一回しか当たらなかった。でも恨みで活躍してくれたから良し。

また、早いポケモンの身代わりは勿論強かった。テラスの様子見やフロルの毒菱とのシナジーで活きたこともあった。

このポケモンカイリューと同様、採用することに意味があると思っている。

 

選出率6位

 

 

【重かったポケモン

・草テラスチョッキテツノカイナ 

・HBに厚い(ガッサの岩封×2で落ちない)ゴツメカイリュー+ブーストorスカーフハバタクカミ

・火力と素早さの両方を備えた水テラスサーフゴー

・(有象無象のガッサメタ)

 

 

【総括】

S7は最終日が土曜日だったのもあり、金曜から土曜にかけて初めて徹夜で潜った。構築を変えた29日までは2000位から3000位を一生うろちょろしていたが、変更後はだいぶ勝てたので本当に良かった。

この構築は圧を掛けすぎているが故に相手側の多少の割り切りが起き、ほとんどの試合が選出択になっていたように感じた。それが勝率を保てない一番の原因になっていただろう。

 

 

ここまでのご閲覧ありがとうございました。自分のプレイングを完璧に近づけてまた頑張りたいです。

命題「カバルドンはディンルーを超越した最高のポケモン